天皇 公家

[歴史] 戦前日本が見えてくる(10) 御祭神 仏教神社

前回迄のお話で既に明白になった、仏教と切っても切れない由縁の御祭神の神社さまに八幡さまと天王さまがあります。 即ち全国の八幡神社の御本社宇佐八幡宮の主祭神は15代応神天皇(400年AD頃か)とされ、宇佐八幡御託宣集によると「我は誉田天皇広幡八幡麻…

[時事] 安倍総理大臣さま(5)−6 天皇陛下と安倍首相の乖離の現実

♪ わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが 南洋じゃ美人 赤道直下 マーシャル群島 ヤシの木陰で テクテク踊る 踊れ踊れ 踊らぬものに 誰がお嫁に 行くものか ……… ♪ 戦時中子供の私達も唄った歌なのです、南洋のミクロネシアに属する島々で第一次大戦後、日本…

[天皇公家][歴史] 南北朝(4)−4 鎌倉幕府北条氏宰領下の天皇は。

今回は暴走、後醍醐天皇の出現が必至であったバックグラウンド鎌倉時代を調べて、その原因を探る事が可能と判断いたしました。 古代は詳細さへ確かめようがない天皇家ですが、有史飛鳥時代以後の歴代天皇の中で時には突出した天皇が出現します。 即ち後醍醐…

[歴史][天皇公家] 南北朝(3)−4 有史最大 朝廷と武家の”ゴッチャ混ぜ”闘争

最近は政治の世界で……「歴史と伝統」などと口当たりの良いコピーで戦前社会に先祖がえりを目論む党派か?、社会には更なる黒幕が存在するのか?、 ……、では本題に戻りますが、室町時代は何故天皇家内部の相克が激化したのでしょう?、原因は天皇家の財政逼迫…

[歴史][天皇公家] 南北朝(2)−4 後醍醐天皇即位、天皇家秩序崩壊

後醍醐天皇photo:wikipedia 清浄光寺蔵 足利尊氏の武蔵野合戦、前回は足利氏始祖の地、足利市でしたが、そもそも清和源氏同祖足利、新田氏の骨肉の争いの根源たる南北朝天皇家について今回は歴史音痴を省みず考えてみました。悪しからず…… …興味を持った概要…

[敗戦][天皇公家]  敗戦後の裏話(5)−5 昭和天皇の変身

出来上がった概念を大切にして真実の歴史から目を背ける方々も存在するのが社会の現実ですが、大多数は事実、真実を歴史に求めております。 以下は私なりに決着した敗戦直後の歴史観です。…… …マッカーサー元帥の率いるアメリカ軍の進駐で8月15日を境に日本…

[敗戦][天皇公家] 敗戦後の裏話(4)−5 終戦に至る昭和天皇の動向

毎日続くこの暑さ!、弛緩した不調の頭で、つらつら考えるのですが、世界規模での異常気象は地球環境の激変兆候ではと心配になります。…福島原発事故以来の化石燃料回帰でCO2問題への思考停止の世情から、即ち環境破壊の危機が加速、必然の結末として農産…

[敗戦][天皇公家] 敗戦後の裏話(3)−5 昭和天皇の試練、極東国際軍事裁判

Hideki Tojyo "Death by hanging" ……私はスーパーヘテロダイン受信機(ラシ゛オ)に噛り付き極東国際軍事裁判の判決を聞いておりました。…… 昭和23年(1948)11月12日市ケ谷旧陸軍大本営講堂(士官学校講堂)に開設された軍事法廷からのA級戦犯諸氏に…

[地域][天皇公家] 蔵の街 栃木市(3)−4 例幣使事件と公家の実体

初めに…今回は例幣使街道に係わる話から、前々回の護国寺の三条、岩倉に続いて、序でと云えば恐縮ですが徳川統治時代の形骸化した公家社会の実体の総括としてHP内の重複記事になりますが、整理してみました。悪しからず御願い致します。…… 栃木市例幣使街道…

[寺社][天皇公家]  護国寺(4)−4 虚飾公卿と明治維新

今更ながら、赤軍派セクト自滅を再現した虚飾民主党政権は日本国沈滞に拍車をかけ、資質の伴なわない口舌の宰相には辟易いたしました。……新生自民党内閣?、再生安倍政権の顔触れは、ほぼ自民党壊滅時のメンバーさんです。何か背筋の寒い感覚が過ぎりますが…

[寺社][天皇公家]  護国寺(2)−4 墓地は明治の天皇家外史

前回までのお話で護国寺は五代将軍徳川綱吉の建立により明治維新まで寺領2700石を受領する徳川幕府祈願寺としての任を果たしてまいりました。よって明治までは将軍家霊廟は上野寛永寺、芝増上寺の菩提寺にあり、当寺には歴代住持などを除き一切の霊域墓…

[天皇公家] 皇室天皇家(3)−3 天皇家の歴史は秘匿されているのか

なぜ天皇家は曖昧なのか?…は薩長、明治政府の政策、神国日本に行き当たります。 私達、戦前世代には文部省国史教育で神話を日本国の歴史に組み込んだ教育がなされました。 が、本来科学的に探求されるべき歴史学に不敬罪という大きな網をかけて実質的に研究…

[天皇公家] 皇室天皇家(2)−3 天皇家後宮事情と現代女官 

前回に続きます。天皇家の詳細は敗戦まで政府の厳しい秘匿によって、その真実は将に藪の中。下手に突けば手が後ろに回ったものです。神国日本は現人神(あらひとがみ)の天皇を国の主権者として戴く事が明治以来、大日本帝国建国の根幹だったのですから…。 …

[天皇公家] 皇室天皇家(1)−3 宮内庁長官羽毛田氏はパンドラの箱を開けたのか。 

日中戦争、太平洋戦争と戦争に明け暮れした日本国も昭和20年の敗戦を転機に平和国家、民主主義国に変貌しました。まさに国民の努力が結実して世界の先進国の地位にあります。 昭和天皇は、神国日本の起こした世界戦争の責任を辛うじて免れ、詔勅により、自…

[事件事故] 明治と維新の時代(5)−6 疑惑の女官達(孝明天皇急死事件)

前回の続きです。 公家岩倉具視の朝廷追放の経緯、経過を解明してまいりましたが。 孝明天皇の突然の逝去に関しては、その状況から毒殺死か病気死かが大きな問題として、延えん今日まで論じられてまいりましたが、帝の急死直後からの岩倉具視の行動を調べま…

[事件事故] 明治と維新の時代(4)−6 脆弱な歴史観《孝明天皇急死事件》

昔からの諺”勝てば官軍負ければ賊軍”などとよく使われた言葉ですが、尊王を掲げ勝利した薩長土肥と公家の連合軍の最大の目的、王政復古の根源を問われる事件が起っていたのです。 徳川幕府の末期、幕末時代の天皇は孝明天皇ですが、尊皇攘夷の風潮の時代とは…

[天皇公家][不条理]  公家行状記 (2)−2 揺すりと強請 

”揺すりと強請(ゆすり)”の話はお公家さんに、だんだんと絞られてまいりました。 天皇に仕える公家とは、如何なる素性の人なのでしょうか? 何方様もそれぞれのイメージが在る事かと思います。 では、早速ですが…江戸時代の初期、既に疲弊した朝廷の風紀は…

[天皇公家][不条理] 公家行状記 (1) ー2 揺すりと強請(ゆすり)は同じ意味? 

今回は視点をがらりと変えてお江戸の時代真っ盛りの面白いお話になります。 突然ですが、例幣使をご存知でしょうか? なにやら偉そうで、堅苦しい感じが致しますが、話題性には乏しいかもしれません。 栃木県栃木市は明治の一時期県庁所在地であり、現在は観…