2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

[寺社][歴史] 江戸六地蔵 (5)ー6 深川永代寺の廢佛毀釋と破壊の真実

今回は江戸六地蔵の第6番真言宗永代寺(江東区富岡一丁目)に享保5年(1720)建立のお地蔵様が明治初年破壊され寺も廃寺になった経緯を調べてみました。 ……明治新政府の神仏分離令から国家神道こと神国日本思想の実践国家の原理が成立いたしましたが、…

[地域][歴史] 江戸六地蔵 (4)ー6 深川霊厳寺 芭蕉庵と小名木川(二)

霊厳寺の北には江戸時代の遺構小名木川が東西に流れ、銚子漁港の大漁節に唄われた高瀬船が金肥の干鰯を運んで来て水揚げした干鰯場跡の碑が,清洲橋通りに面し(白河1−5)にあります。……銚子大漁節の一部分 一つとせ 一番ずつに積み立てて川口押し込む大矢…

[寺社][地域] 江戸六地蔵 (3)ー6 深川霊巌寺 清澄白河界隈と紀伊国屋文左衛門(一)

江東区白河一丁目、広大な霊巌寺境内の中程に鎮座される地蔵菩薩銅像は第五番目、享保2年建立(1802)です。 街道筋は水戸街道とされておりますが? 今回は最初から一寸つまづきです…、えーと、水戸街道はお江戸日本橋から奥州、日光街道とおなじ道を浅…

[寺社][歴史] 江戸六地蔵 (2)ー6 品川寺 品川松右衛門と投込み寺

京浜急行の青物横丁駅は第一京浜国道と旧東海道に挟まれ、池上通りに面して駅があります。 この旧街道を鈴ケ森方面に歩くと突然、第一番の江戸六地蔵が鎮座し見上げれる御尊顔は紛れもなくお馴染みの仏様で宝永5年(1708)建立以来東海道の旅人の無事を…