2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

[歴史] 昭和は日々に疎し(6)−7 財産税法(新円発行、預金封鎖)社会へのリアクション

政府の行った財産税法の準備段階で国民の財産は洗い出され、一時的差し押さえの状況の経緯は前回迄でアウトライン程度は判明いたしましたが、この過大財産税の課税実施が戦前社会制度改革のリアクションを伴った事でした。 そのバックボーンはGHQマッカーサ…

[歴史] 昭和は日々に疎し(5)−7 敗戦後の 国民を裸にした…新円、預金封鎖、財産税法、

前回に引き続き、昭和21年(1946)2月の金融緊急措置令による新紙幣発行による預金の封鎖と3月3日以降は旧紙幣の無効と新円発行が始まりますが、毎月世帯主300円、世帯員は1人各100円を限度として預金引き出しが許可されました。…即ち国民の財産は一時…

[歴史] 昭和は日々に疎し(4)−7 敗戦後の生活、新円発行と銀行預金の封鎖で…

前回に引き続き戦後のハイパーインフレが国民の生活へ与えた影響や敗戦に至る莫大な戦争遂行費用(国の借金)を誰が負担したのかを追跡したいと思います。 即ち、累積した戦費や戦時国債を抱え、遂に無条件降伏の結果は陸海軍復員者、海外引揚者、軍需産業す…

[歴史] 昭和は日々に疎し(3)−7 敗戦後の生活と経済

近頃好く話題になる話ですが、…先刻食べた昼御飯をすっかり忘れ、”お昼はまだかい”と催促する高齢者様でも…子供の時代の出来事を手に取るように詳細に覚えている不思議な現象があります。 今回は私が旧制中学生時代の大日本帝国の無条件降伏の直後からアメリ…