衛生

[歴史]   糞尿譚(3)−6 河川、海洋、船舶

手近なところから始めます。近代の船舶トイレ処理から……現代の航洋船舶などは当然西洋文明から派生したものですから、トイレの方式は海水を利用した水洗式につきるとおもいます。が…その行き先はそのまま海に投棄が始まりです。しかし昨今の環境重視社会の到…

[歴史][地域]  糞尿譚(2)−6 西武鉄道、東武鉄道の屎尿輸送 -2016 08 14更新-

お江戸の頃は商品とし取引された糞尿ですが、御一新後の東京は近代的大都会を指向する様になりますと、インフラとしての下水道不備が顕著になり、近代化過程で大きなトラブルとなっています。 明治期の東京でも西洋式のビル建設が始まりますが早速糞尿譚が語…

[歴史]  糞尿譚(1)−6 鉄道編

現代の日本国は世界的にも清潔な国のイメージが定着しているようですが、つい50年前迄のし尿処理は発生源の家庭などから汲み取り、運び、海洋投棄などと昔からの手法で処理をして決して現代で云う衛生的な方法ではありませんでした。 更に昔の江戸時代にか…

[地域] 芝浦港南地区 (2)−4 東京都水再生センター … 糞尿譚(4)−6 東京下水道物語

2011年の新年はお蔭さまで東京近辺は穏やかな年明けでした。 但し日本国の新春は藪の中、”鬼が出るか蛇が出るか”経済の低迷など総ては政治(国政)衰退の結果でしょう。…… と云う事ですが、お寄り下さった方々には『新年開運』間違いない”糞尿譚”の締めくく…

[経済][歴史]  糞尿譚(5)−6 江戸東京リサイクル昭和へ。

ここまで話が進みましたが、実は敗戦後昭和20年代も屎尿処理に係る慣習は江戸時代とさほど変化はなく似た状況が続いておりました。 では、ものは序でと御婦人の習慣も覗いてみましょう。 寅さんのセリフにも、『…四谷、赤坂、麹町、ちゃらちゃら流れる御茶…

[経済][歴史] 糞尿譚(6)−6 江戸東京リサイクル

現代日本人の清潔志向は色々と話題になり外国人の話からも窺えますが、私達戦中派の体験からは糞尿と切っても切れない日本人の生活実態があるのです。今回は江戸東京の糞尿譚から下水道、更にはウオッシャブルトイレに至る経緯を眺めてみました。 それでは昔…