2017-01-01から1年間の記事一覧

[河川][歴史] 昔の荒川探索行(2)荒川西遷(瀬替え)の要 熊谷市

奥秩父の甲武信ヶ岳を源に秩父盆地をへて長瀞などを流れ下り関東平野に達し東京湾に流出する延長173kmの荒川は江戸時代初期熊谷久下村附近で締め切り、瀬替へ(西遷事業)した経過が前回でした。……今回この事業の重要な地域熊谷について探索してみます。 …

[歴史][河川] 昔の荒川探索行(1)人工河川荒川の成立(荒川西遷事業) 

陽春の輝きが戻ってまいりました。……使い古した身体のせいか、とにかく今年の冬の寒さには泣かされ、文明病か? 寒冷うつ病…寒いと眠くなり、ヤル気が出ない。…と云う事でブログも約1ケ月休業しました。…早い話、そう云うのが認知症かもと、精神科を受診し…

[時事] 豊洲新市場問題(6)−6 築地市場汚染を持ち出した自民党筋の豊洲移転派

歴史と伝統を標榜する自民党と共通の国粋思想のマスメディアは豊洲問題を俎上に乗せた自民党党員の小池知事の真意、本心が何処にあるのか見極められず、この問題でも曖昧な立場で様子見をしているのが現状です。 石原都政とタッグ組んでいた自民都連に対する…

[歴史] 昭和は日々に疎し(7)−7 歴史は繰り返す。財産税法とナンバー制度

占領下の日本国政府はGHQマッカーサー司令部バックアップの影響力もあって政府謀略の新円切替、預金封鎖、臨時財産税徴収ワンセットの威力は旧封建社会の特権階級と云えど吹き飛ばして無力化し、日本国民総てが軍国主義政治家の戦争後始末として、蓄財は…

[歴史] 昭和は日々に疎し(6)−7 財産税法(新円発行、預金封鎖)社会へのリアクション

政府の行った財産税法の準備段階で国民の財産は洗い出され、一時的差し押さえの状況の経緯は前回迄でアウトライン程度は判明いたしましたが、この過大財産税の課税実施が戦前社会制度改革のリアクションを伴った事でした。 そのバックボーンはGHQマッカーサ…

[歴史] 昭和は日々に疎し(5)−7 敗戦後の 国民を裸にした…新円、預金封鎖、財産税法、

前回に引き続き、昭和21年(1946)2月の金融緊急措置令による新紙幣発行による預金の封鎖と3月3日以降は旧紙幣の無効と新円発行が始まりますが、毎月世帯主300円、世帯員は1人各100円を限度として預金引き出しが許可されました。…即ち国民の財産は一時…

[歴史] 昭和は日々に疎し(4)−7 敗戦後の生活、新円発行と銀行預金の封鎖で…

前回に引き続き戦後のハイパーインフレが国民の生活へ与えた影響や敗戦に至る莫大な戦争遂行費用(国の借金)を誰が負担したのかを追跡したいと思います。 即ち、累積した戦費や戦時国債を抱え、遂に無条件降伏の結果は陸海軍復員者、海外引揚者、軍需産業す…

[歴史] 昭和は日々に疎し(3)−7 敗戦後の生活と経済

近頃好く話題になる話ですが、…先刻食べた昼御飯をすっかり忘れ、”お昼はまだかい”と催促する高齢者様でも…子供の時代の出来事を手に取るように詳細に覚えている不思議な現象があります。 今回は私が旧制中学生時代の大日本帝国の無条件降伏の直後からアメリ…

[歴史] 日本国(2)−7 昭和は日々に疎し 家庭の生活

今年の寒さは一入身に沁みます。外出も侭ならず、遥か来し方戦前戦後の昭和の回想に耽ってみました。先ず子供の頃に在った家庭用品、備品、衣類、など身近だった物が既に姿を消したか、…稀な存在の品々を思いだす儘にピックアップして見ました。……昭和は遠く…

[時事] 昭和は日々に疎し(1)−7 日本国と覚せい剤 

覚せい剤使用の犯罪は一向に収まる気配はありません。著名なプロ野球清原和博選手やASKAさんなどの逮捕とショッキングな事件は跡を絶ちません。 そもそも日本の覚せい剤「ヒロポン」は大日本製薬により昭和13,4年頃に発売された商品です。この薬メタ…

[河川][事件事故] 古利根川の追跡(9)−9 利根川決壊 昭和22年カスリーン台風大洪水

前回で古利根川流路解明はどうやら隅田川を経て東京湾に流入いたしましたが、残された大きな課題が存在いたします。 近年世界規模での異常気象が各地で発生しており、地球温暖化の弊害が危惧されております。私達の日本国でも福島原発事故を切っ掛けとしてCO…

[河川][歴史] 古利根川の追跡(8)−8 蛇行デルタの江戸遺構「小菅」から大川へ

前回で埼玉県羽生市上川俣の昔の利根川本流と云われた廃川跡(会の川)の追跡古利根川へ更に中川、遂にはほぼ痕跡が消滅した古隅田川をへて、現在の隅田川へ、…即ち、昔は利根川、荒川、入間川が流れ込んだ隅田川は可なり流水量の多い大河であった事がわかり…