2011-01-01から1年間の記事一覧

[地域][風俗] 横須賀事情(8)−9 洋パン嬢とオンリーさん

戦後風俗は特殊飲食店と云われた赤線、その他に青線が存在しました。 御存知かと思いますが江戸幕府以来の遊郭が大日本帝国敗戦まで公娼制度として営業してまいりました。 しかし、この制度は昭和20年8月、日本を占領したマッカーサー司令官の命令、日本…

[江戸] 明治と維新の時代(2)−6 お仕置き御用という仕事 浅草弾左衛門

私達が楽しんでいる映画、TVなどの時代劇では日常生活の彼方、歴史の話として血塗れた戦い、切腹、磔、斬首、のシーンも何気なく見過ごしているのが普通かも知れません。 そこで実際の歴史、明治維新までの話しとして、浅草弾左衛門新町役所の職掌の一端、…

[将軍家] 崇源院お江与の方 (6)−7 軌跡の接点 母娘お江与と千姫

東京小石川の伝通院境内、…古びた石柵の奥深くに聳え立つ宝篋印塔(ほうきょういんとう)は将軍秀忠、お江与の方の長女”千姫”の墓所です。 このお寺の境内、徳川将軍家霊域には徳川家康、生母”於大の方”の墓や、三代家光正室、その他将軍家子女の石塔が乱立…

[探訪][地域][寺社]  向島を歩こう(4)−5 牛島神社の撫で牛談義。

先日の三囲神社から南へ蔵前通りを挟んで牛島神社があります。 この場所は水戸藩小梅別邸跡の一部でしょうか。 当初牛島神社は隅田川畔を更に上流へ、現在の興福寺裏あたりに位置しますが、関東大震災後の隅田川堤防拡張などで、現在地に移転したもので、今…

[探訪][地域][寺社] 向島を歩こう(3)−5  江戸石工文化の魅力。

私は浅草近辺に所要があると、ふらふらと向島に足が向いてしまいます。…何時ものところで、何時もの様に待ってます。と約束を交わした心持になるのが不思議なのです。 お前さんお歳はなんぼにお成りか、と訊ねられると面目ないのですが、実は三囲(みめぐり…

[人物][歴史] 明治と維新の時代(1)−6 浅草弾左衛門 

昭和20年、敗戦を迎えて国民に甚大な犠牲を強いた戦争の時代は終り、アメリカンデモクラシーの占領時代を経過、新憲法と共に人権が重要な根幹となる民主主義社会が実現してまいりました。 しかし人間社会の実情は!、未だ侵害は差別、人権問題として常に身…

[将軍家][地域] 崇源院お江与の方 (5)−7 大奥御殿、家光御出生の間

戦国の世に幸運、奇跡の女性と云われる”江”崇源院お江与の方の集大成自己実現は二代将軍秀忠正室になった、お江戸の地で完結しております。 何と云いましても徳川各代将軍正室として稀有唯一の存在とは…、「生まれながらの将軍」と自負し、家康公の江戸城整…

[歴史][時事] 農業と農地法(1)−8 世襲立国 大日本農業帝国

今回は農業がテーマですが、世襲を切り口に始めたいと思います。 先ず話しの進捗をスムーズにする為に。 注)世襲農業とは…一般社会からの農業経営参入に制限事項があります。この詳細はまさに徹底した欠格事項を設け事業経営マインドではクリアーはほぼ困難…

[時事][産業]  遂に製造業の独り歩き。

国家ビジョンさえ不明、課題解決能力も、創造力は更に無い政治家さんに付き合って、産業の弱体化と国力の衰退が極まってから騒いでも、責任を追求したとて所詮は後の祭りです。… 政府の顔ぶれを私の目で見た想いとは。…特に資質を求めらる政治の世界に、貴方…

[将軍家][歴史][人物] 崇源院お江与の方 (4)−7 お楽しみの切り口春日の局。

前回までは遺構に入れ込んでまいりましたが、…人の世は何処も同じ人間関係があります。 天下の将軍正室”お江与の方”の世に知られる挫折のお話。 その前にいつもの様に回り道、戦国人物物語の切り口のキーワードはその人物の名前から人間関係も読み取れるので…

[将軍家][歴史][人物]  崇源院お江与の方 (3)−7 今に残る霊牌所と各地重要文化財群。

歴史に遺構は付き物です、なにが読み取れるのかが楽しみです!。 今回は鎌倉建長寺に現存する芝増上寺崇源院霊牌所の話しから始めます。この巨大建築物には多くの史実が織り込まれている筈ですから。 その前に、先ずは”お江与の方”崇源院に係る国重要文化財…

[将軍家][人物] 崇源院お江与の方 (2)−7 ”江”幸運奇跡の生涯

前回に続き、東京近郊各地に多数存在する崇源院お江与の方の遺構は歴史そのものと云えるでしょう。 興味のある事には、そこから歴史の一端、徳川将軍家の家格顕示の指向を覗く事が出来るのです。端的な例から始めます。… ”江”は将軍秀忠に嫁しましたが、世嗣…

[将軍家][人物]  崇源院お江与の方 (1)−7 幸運奇跡の生涯

NHK大河ドラマが”江”と呼ばれる女性の話しとして始る紹介番組を何気なく眺めて、崇源院お江与の方の事と気付きます。 実はあのドラマチックな人物のクローズアップは遅きに失した感さえ抱きました。… 昭和20年の東京大空襲により被災廃墟と化した増上寺徳…

[地域] 芝浦港南地区 (2)−4 東京都水再生センター … 糞尿譚(4)−6 東京下水道物語

2011年の新年はお蔭さまで東京近辺は穏やかな年明けでした。 但し日本国の新春は藪の中、”鬼が出るか蛇が出るか”経済の低迷など総ては政治(国政)衰退の結果でしょう。…… と云う事ですが、お寄り下さった方々には『新年開運』間違いない”糞尿譚”の締めくく…