首相公選は必要か（６）共謀罪(テロ等準備罪)の適用は？ 加計学園疑惑
法律知識素養が皆無で、心細い私ですが、国民の立場で良い法律、危うい法律の存在くらいは朧げながら分かる心算です。…安倍内閣が加計、森友疑惑に揺れる国会で強行可決した共謀罪は世に云われる一般国民だけがターゲットなのか、或いは総理大臣以下国務大臣、政府内閣要人にも及ぶ公平なものであるのか？ 現在過中の安倍総理に係わる疑惑の事なのですが。この難題を恐るおそる調べている私の感覚とは………
タイムスリップしたお話………さる旦那、いつもの待合で馴染みの芸妓さんとお休み中の会話……（旦那）最近駄目になっちゃてね……（芸妓のお姐さん）あら？、…立派なお道具を持っているのに、そんな事って、じゃ、一寸と、と手に取りしみじみと…使えそうなのにねーと首をかしげる。……（旦那）〜〜……（芸妓のお姐さん）立派に見えても使えなくては仕様がないわねー…何とかならないかしら…………後の”いきさつ”は知りません……旦那のお道具同様に共謀罪(テロ等準備罪)も今回の加計学園疑惑に使えなくては仕様がないのですが、ひょっとしたら、何とか使える様になるかも知れません？ 新聞記事を読んだあげくの…真夏の夜の夢でしょうか。、悪しからず………以下
一般的に「共謀罪」と云われているのは政府が「組織犯罪処罰法改正案」として「テロ等準備罪」を国会で審議可決したもので、既に存在した「共謀罪」の要件を改めて「テロ等準備罪」として新たな法案「改正組織犯罪処罰法」として6月15日参院本会議で成立し、既に施行されております。………
この「テロ等準備罪」こと《共謀罪》とは「テロの実行」「薬物」「人身に関する搾取」「その他資金源」「司法妨害」の五つに分類から成立しており、各分類の犯罪対象の合計は２７７となります。「テロの実行」…１１０が最多、次に「その他資金源」…１０１、その他の順になっております。 さて、ここからは「テロ等準備罪」の概要から離れ………芸妓のお姐さんが旦那のお道具は使えそうに見えたのと同じく、「テロ等準備罪」が加計学園疑惑に使えそうに見える視点に特化いたします。………先ず対象犯罪として「その他資金源」１０１件の中に▼収賄▼事前収賄▼第三者供賄▼加重収賄▼事後収賄▼あっせん収賄…などがあります。それぞれに関わりがあるようですが、私が特化注目したのは▼あっせん収賄罪です。
あっせん収賄罪とは……公務員が、請託を受け、他の公務員に職務上不正な行為をさせるように、又は相当な行為をさせないようにあっせんすること又はしたことの報酬として、賄賂を収受し、又はこれを要求若しくは約束する犯罪を意味する。 本罪は、公務員が他の公務員の職務行為についてあっせんを行い、職務上不正な行為を行わせようとする場合を処罰の対象とするものである。もっとも、請託の存在とあっせん先の公務員による職務上不正な行為が要件となっているため、その処罰範囲はかなり限定的である。……弁護士ドットコム……
………国会審議の加計学園疑惑では斡旋までは可なりの実態は判明しましたが、それに伴う賄賂を収受までが不明確でしたが、遂に賄賂疑惑の実在が見えてまいりました。
《週刊文春４月２７日号》
……普段から、安倍は「加計さんは、私の一番のスポンサーなんですよ」と公言し、 加計も「俺は、安倍さんには、毎年、一億円以上を使ってるからねえ」と周囲に話していた事実がある。……
それでは、 《テロ等準備罪こと共謀罪が適用される場合とは》
重大な犯罪を企図した「組織的犯罪集団」が、役割を分担して犯罪の実行に合意し、犯罪実行に向けて「準備行為」をした場合。
次なる疑点《組織的犯罪集団》とは……
もともと正当な活動を行っていた団体についても、団体の結合の目的が犯罪を実行することにある団体に一変したと認められる場合には、組織的犯罪集団に当たり得ることとするのが適当であるものと考えている」……（法務省の見解 2017年2月）
と云う結果になりましたが、……旦那のお道具は別として、…加計学園疑惑で「共謀罪」が”使える”ようになる事を期待しているのです。 反面今の段階で即刻訴訟、訴追が可能な状態かとも思います。 結果……総理大臣以下国務大臣、政府内閣要人が訴追されれば、この法律が巷間云われる様な危うさだけでは無く、政府内閣要人の倫理維持の良薬の一面が存在し、安倍晋三総理から国民への贈り物を身を持って実践してくれた事になります。
注） <免責特権>……国会議員の免責特権は国家公務員特別職の総理大臣、国務大臣、政府内閣役員には及びません。 ……おわり…
……前回へ戻る
《首相公選制度は必要か》
(6)共謀罪の適用は 加計学園疑惑
(5)元日本国総理大臣のCIAエージェントとは
(4)政治家と素質 民進党野田幹事長（元総理）
(3)それを言ったらお仕舞いよ 安倍総理大臣さま
(2)総理大臣劣化の現状
(1)安倍総理大臣、読売新聞、豊田真由子衆議院議員
