[時事] 日本国憲法（３）−３ 安倍総理大臣さま 自衛隊員にも人権があります！

防衛庁創設以来自衛隊員は総て入隊時に以下の宣誓に署名して任務についている筈です。……
『私は、わが国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身をきたえ、技能をみがき、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。』…自衛隊員の宣誓文です。草創期より進化した点もあります、旧《法令を遵守し》だけが、現《日本国憲法及び法令を遵守し》になっております。
さて、自衛隊の最高指揮者内閣総理大臣安倍晋三さんは隊員と同じく『日本国憲法及び法令を遵守』の宣誓をしておりますか？、お伺い致します。……
今回は国民の大多数が反対する安保法案の可決実施に総理大臣以下内閣閣僚が一致して憲法の改憲条項を無視して閣議決定という姑息な手段で遂行しております。従来より自衛隊が他国との集団的自衛権の行使に付きましては憲法解釈上からも違反とされ、内閣法制局の見解も一致しておりました。　また、先日、与党自民党が推薦招致した憲法学者の意見聴取でも全員が憲法違反と明言しております。更に、朝日新聞社による憲法学者意見調査の結果１２２人が『憲法違反』、２名の『合憲』の意見です。
今回安倍総理の強行する安保法案が実現すれば自衛隊員にとって重大な問題なのです。隊員に宣誓署名を求めた自衛隊最高指揮者の安倍総理自ら憲法を毀損し歪曲した憲法解釈は自衛官の宣誓署名を侮辱する行為と云えます。……妻や子供など家庭を持つ自衛官各自が選択した職業上の義務として自衛権遂行時には生命を担保した任務を覚悟しておりますが、違憲「安保法案」実現後は早速中東紛争地域での連携国の戦線で戦死者は必然、更に自衛隊員や日本人目的の拉致処刑の被害も現実的です。……現職自衛隊員の宣誓署名した文書には違憲「安保法案」は含まれておりません！。「安保法案」の実施は……自衛隊員の人権を侵す違憲行為なのです。また、総理大臣は法治国の行政の最高責任者ですが、憲法改正という本人の理念があれば日本国憲法には憲法改正手段の条項が明記されております。…正規の手続きを拒み、明記された憲法条項を勝手に歪曲し自らの内閣で可決した法案は明らかに非常識な違憲行為といえます。安倍総理のとぼしい知識教養の発露の「安保法案」は我が国の憲法学者の絶対多数が日本国憲法に違反していると明言しております。
しかし恐ろしいのは欠落したご本人の資質です、安倍総理は過日５月２２日国会の答弁で……《我々の法律の説明は全く正しいと思いますよ。私は総理大臣なんですから》と…この人”立憲主義”も理解できないのか！…まさか、明治憲法の天皇条項『天皇は神聖にして犯すべからず』か？……神たる天皇に欠点過失（瑕疵）はない。従って責任、結果など論ずるべからず。が大要ですが、安倍慎三さんは総理大臣で神様になったつもりなのか…かなり頭がやられているのかも？……
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