埋め草(1)高齢者の免許更新とは

一寸お休みしていたら、飛ぶように過ぎ去った月日に驚かされました。……昨今の「人殺し天気」に辟易、外出徘徊がままならずブログテーマの探訪が頓挫していましたが、かのマッカーサーがフィリピンバターン半島脱出で有名になった言葉”I shall return”を真似てブログにアイシャルリターンを試みました、今回はその埋め草として身近なテーマ、「高齢者の免許更新」の話です。………とは言っても昭和1桁の私とて、高齢者の免許証返納が気にならない訳ではありません。……世情に逆らわず返納を一旦は決めたのですが、…まてよ、……高齢者とは認知症の話ばかりが喧伝されて、最近の高齢者業も肩身が狭い状態で車でも運転したら石でもぶつけられそうな気配です。……結果、十把一絡げに抵抗、さりとて格段の自信があるわけでもなく厳しい高齢者運転免許証更新の前段、①認知機能検査 ②高齢者講習の受講をして、その結果で更新判断をする事にいたしました。さて、結論は………
▼認知機能検査……この検査は今回から法制化されたもので各自治体の公安委員会が行っております。以前の高齢者講習に含まれていた時とは別格となり、時節柄、高齢者の免許更新手続きの最も厳格な核心部分と考えられます。……… 指定された会場に参りますと多数の職員により2~3の教室に分かれ受験しました。検査は筆記で用紙に記入する方式で記憶力と判断力の二つにしぼられております。検査の流れは各教室の主催者が検査の説明と解答用紙を配り…「始め」「おわり」…と時間を切って行われ、教室後部には立会い職員が受験者の行動をみております。この厳しい管理の理由を話してくれましたが……実は高齢受験者のカンニングが多数あり、提示された記憶物件を手のひらに書き込んだり、紙片を隠し持つなど、涙ぐましい努力?…をされる方が存在すると云う事でした。
私は既に更新で高齢者講習は3回経験して当時から付帯して行われた認知機能検査の内容は熟知しておりましたが、その体験からどの様な検査とパターンなのか知っていると可なり得点に影響する事がわかりました。但し記憶、判断力が特別欠落していなければの話ですが!……
では、大きな声では言えないのですが、身近な高齢者が免許更新でお悩みでしたら出題内容とパターンの詳細が公的機関記載記事のWebページ…以下…がありますから、そっと教えてあげてください。体験していただく事でよい結果が得られるとおもいますが、但し本物の認知症のお方を悲しませない様に御願いいたします。
https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninchi.html
(警察庁認知機能検査について)

私の体験では実際の認知機能検査出題とサイトの内容はほぼ同じものの様に見えました。一番の重点課題は記憶力過程で覚える個体名称が多数に亘ります判定上位の分類③(記憶力、判断力に心配はありません)取得には76点以上が必要ですがアットランダムに覚えるより、工夫して分類的に覚えるなどで効率が上がるように思えました。………ちなみに私の結果は!幸運………分類③ 92点でした。
判定三分類は 
分類③ 点数76点以上(記憶力、判断力に心配はありません)   
分類② 点数49点~76点未満(記憶力、判断力が少し低くなっています)
分類① 点数49点未満(記憶力、判断力が低くなっています)
と云う分類から出来れば③が望ましいと思いますが、以上の結果で免許更新が出来なくなる事はないそうです。分類①については警察署により医師の診断を要求する場合があるということです。
次の段階の高齢者講習は従来通り自動車教習所などで実施され講習終了書を受け取り、最終の警察署窓口での更新手続きで新免許証を受領できます。警察窓口では高齢者は一番簡単に解放されます。さんざん検査講習した甲斐があってか更新時講習などフリーです。以上、私の免許証更新体験で近時稀な成功体験は公安委員会発行の認知機能検査結果通知書に『記憶力、判断力に心配ありません』のお墨付きでした。決死の覚悟で免許証更新しましたが、もし警察で”ご苦労様……免許証の返納ですか?”などと言われたときに、この公安委員会の通知書を持参したのですが残念!高齢者もフリーパスでした、…と云う事で今後は徘徊する時カバンに潜ませて、何か?の時に活用したいのが願望です、このお墨付きをさっと取り出し見せたいと考えております。………おわり…