埋め草(2) 横断歩道と云う車道…

前回は決死の覚悟で高齢者免許更新の難関、公安委員会による認知機能検査を受検し、その結果結末を書いてみました。
物はついでと云う事もあり……今回は自動車交通の法規に記されている横断歩道(無信号)に係わる歩行者と運転者の双方の立場からも些か安全問題、不合理が気になっておりました。

先ず運転者の立場の私ですが日常生活面では歩くのが主体です。、、しかし歩行徘徊が趣味の私でも地域探訪などには車は絶対必要になるのです。 なぜか?… 過疎地ほど移動は車頼りです。田舎では家族の数だけの車が常識だそうで、一般に昔ながらの狭い道でも舗装だけは完ベキ、輻輳疾走する車の脇を歩く恐ろしさを何回も体験いたしました。……田舎の景色を楽しんで、のんびり散策などは非常識、4,5Km歩くのさえ命懸けが実態です。……現代の歩行者の楽園は都会の中心街 田舎道は地獄です。……一寸脱線気味でした本題へ…
運転者の立場、心境から……なぜ横断歩道(無信号)で厳格な交通法規に従うのが躊躇されるのか?…事故誘発など安全が心配なのです……特に連続通行中など横断歩道に佇む歩行者を発見停止時、後続車からの追突、……即ち、横断歩道の歩行者を無視している運転者も多数います。 更に停車し歩行者横断時に追い越す車さえ珍しくないのです。以前からよく聞く無謀な追越車が横断歩行者を撥ねる悲劇の引き金にはなりたくないのです。特に目立ちにくい子供の場合の痛ましい被害が可なり多いようです。過って、言われた「手お挙げて横断歩道を渡りましょう」などのキャンペーンは恐ろしい話です。………
では、次は横断歩道(無信号)で歩行者の目から見た運転者とは……歩行者が佇んでいる時の運転者のパターンは3種類あります、①横断歩道など眼中になく平然と通過する、②減速して歩行者の行動には注意しながら停まらず通過する、③法規に従い停止する、…歩行者の立場としては交差点や横断歩道などでは注意すべき車の運転者の表情を注視して行動を想定するのも安全対策でもあり、前記の①、②の運転者は表情を観察すれば、その行動は想定できるでしょう。 更に注意すべき対象運転者とは横断歩道上の歩行者を目視しても走り抜けられると判断するのか?、縫うように走り抜ける運転者も可なり多数です。………横断歩道に関する交通法規の記載をよく読みますと運転者が遵守すれば事故は起らない体系になっておりますが、しかし警察のキャンペーンなどは現状の実態とは可なり乖離したものです。 ………外出時の体験では歩行者も横断歩道の実態を学習したのか自分なりに慎重に行動し自己防衛しているように見え、警察関係者の定義した安全な横断歩道とその実態交通との乖離を、可なり多数の歩行者は周知されているように見えます。
………更に運転者の習性を観察すると信号機にはほぼ忠実、アウトローは先ず少ないようです、横断歩道の理想としては信号機式に統一も一つの方法かも知れません。 ………おわり…