[時事][地域] 芝浦港南地区 (4)−4 山手線新駅の効果は!

最近の報道で話題になっている品川、田町駅間に新駅開設の話があります。 どうやら確定ではなく、JR東日本の発案により東京都、地元などとの協議を始める段階のようです。……
私も芝浦地域に興味を持ち、既にブログ「東京下水道物語」、「知っていますか東京都芝浦と場」、「水産業東京海洋大学」など芝浦の3大公共施設をしたためましたが、東京都が現在進行中のプロジェクト東京サウスゲート計画の根幹は土地整備基盤として《土地利用転換などに対し公共空間整備》とされており、この地域の公共施設の活用がプロジェクトの骨子とされて居るのに気が付きました。 東京都芝浦下水処理場(水再生センター)、JR東の車輌ヤード、国立海洋大学芝浦キャンパス、東京都中央市場芝浦と場などです。今回の新駅開設に直接組み込まれる空間として、JR車輌ヤードと芝浦下水処理場(水再生センター)が挙げられるのでしょう。
     
東京都都市整備局の地図に新駅予定地と公共施設をプロット表示してみました。
では、その内容の詳細は!、東京都は既に下水浄水池を屋内に組み込み上部を公園や運動施設に転用している実績が新宿区落合の水再生センターと芝浦再生センターの一部に稼動の実績があります。 更に先進施設として芝浦再生センターの機能を利用した冷暖房の熱交換、ビル用水を確保したビル建築が可能になりました。…その先端施設として汚水池の上部空間を利用してNTT都市開発の32階高層ビルが既に着工されており、残る広大な施設の空間利用も具体化される方向にあるのでしょう。 
因みに「NTT都市開発」が落札したビル建設敷地、汚水貯留池11.000㎡の借地権は864億円です。併せて汚水貯留池施設工事を77億円で落札受注しております。 
水再生センター在来露天汚水池
     
             
新設備屋内汚水池
東京都都市整備局は東京サウスゲートプロジェクトで以下の基本計画を示しております。、
(!)環境→建物の形状配置、排熱削減、未利用エネルギーの活用。
(2)土地利用→ホテルなど国際的拠点の形成、運河や歴史資源を活用した街づくり。
(3)土地整備基盤→土地利用転換などに対し公共空間整備。
この東京サウスゲート地域の品川駅を発着ターミナルとしてリニヤ新幹線計画が確定しているJR東日本提案の新駅は品川田町駅間の車輌ヤードの活用がクローズアップされております。 では、この広大なJRヤードを廃止し再開発するのか?、あるいは、ヤード上部の空間を利用する方式か、不明な点が多いのですが、上記プロジェクトの指針を勘案すればJRの広大なヤードと水再生センターを併せれば、企業住民を巻き込んだ煩雑な再開発手続きを省略し、一挙にサウスゲートプロジェクトの先進的な構造物建築用地が確保される事になります。 
、JR東としてはサウスゲート計画とリンクしたリニヤ新幹線発着ターミナルと巨大ビジネスセンターの開発計画の成功と資産再評価が当然のターゲットと考えているのでしょう。
沈滞した世相の中、明るい展望の大プロジェクトは歓迎です、新駅建設の付加価値は大きいかも知れません。……
更に飛躍した希望的付加価値を云えば、日本国で一番劣悪な資質の《風任せ国会議員》や、マスメディアの顔色を窺う《ニュースペーパー国会議員》の政治屋さん達を駆除するのに効果があるかも??……
…なぜか!!、関西自治体の名古屋市大阪市には政治理念を持ち果敢に挑戦する政治家が出現し、燭光が見えてまいりました。 リニヤ新幹線計画を誼にして政治的後進地東京を刺激し不撓不屈の政治家、ステーツマン誕生の端緒になってほしいのです。 ……前回へ戻る…  

《芝浦港南地区》(4) 山手線新駅の効果は!  (3) 水産業と東京海洋大学 (2) 東京都水再生センター … 糞尿譚(4)−6 東京下水道物語 (1) 知ってますか!、東京都芝浦と場 -2016 08 16更新-