[時事]  もうはまだなり、まだはもうなり 平成23年

株など相場の格言で何方様も耳にした事があるかと思います、人生の格言と同じ事、結果論的な言葉かも知りませんが!。
個人的体験では素人の株売買は情報不足が第一番、環境の解析不能などで結果的には投機的行動に流れ勝てない理由かと思います。…馬鹿者!大きなお世話だ!す、すいません、余計な話でした。 と云うわけですが、今度は株ではなく今の世情を切り取って,「売り」か、「買い」かを勝手に推理して「損が出ない」売買で楽しんで見ます。 「もうはまだなり」と「まだはもうなり」に 更に私の一存で「もうはもう」と「まだはまだ」の4分断にいたしました。悪しからず。……
《もうはまだなり》日本国製造業…労働コストや内向きな国内シェアー競争、経営者の資質不足など、もう売りか? と思いましたが最近の目覚しいグローバル化指向です。”適地生産”に踏み切ればネックのコスト問題もクリアーし技術経営資源の注入で”陽はまた昇る”可能性があります。 但し、企業は国内問題、政治の無能に振り回されずに利潤追求が結果的に日本国へ貢献する道でしょう。 
《もうはもうなり》管首相…もう「売り」、全くの資質不足の露呈は悲劇的です。風任せ政治が信念なのかビジョンも未だに伝わって来ません。 この人が国会で披瀝した発言、”石に噛り付いても首相を辞めない”は難しい政治倫理などでなく単純な彼の心理、自らの権力主義者の披瀝でしかありません。……その理由とは全共闘華やかな学園紛争世代です。過激な暴力手段での反抗も強力な国家権力に一蹴されてしまった経験からすべては『権力』に帰結する深層心理が構成されているのでしょう。
一連の学生運動市民運動を経て市川房枝氏に寄生し政治家実現を果たしましたが、市川房枝氏が述懐した裏切り的な不信行為に始まり、消費税発言、鳩山氏への籠絡裏切り、民主党マニフェストの無視、とどのつまりが子供手当ての国会での「びっくり」発言など、首相になりたかっただけの単純な権力主義者でした。…いずれ整理ポスト入りか!
《もうはまだなり》政治…当面、現在の総理大臣が政治の核であります。 管首相を分析すれば如何なる国政が行われているのか明快でこの内閣を維持している人達の共有指向でもあります。 と云うわけで、政治権力から一義的な権力主義者を淘汰すれば、理想政治実現の手段としてのノーマルな権力復活は容易です。 但し政界再編は必須の事項となるでしょう。 
《まだはもうなり》新聞…私には戦争世代の怨念もありますが、戦時中の新聞の行為は文部省教育より更に悪質で戦争遂行に率先した事実があります。 万世一系天皇を戴く神国日本の不滅を信じさせ、青少年は国のために命を惜しまず”七生報国”、”靖国神社で会いましょう”などと戦死を強要、美化して子供達を戦場に追いやった張本人なのです。とくに軍部大本営の発表など虚偽報道を常として、帝国海軍主力壊滅のミッドウエー海戦の大勝利報道などは恥ずべき見本です。 更に戦争末期の特攻隊の記事や一億玉砕とすべての人に戦死を強いる狂気に走っていました。 新聞の実体研究には戦時中の資料を閲覧される事をおすすめします。
さて、現在は?…無冠の帝王といわれた新聞社は貪欲に拡張し新聞、放送、出版と手中に収めマスメディアの寡占化は報道の自由が失われ画一した世論操作が行われております。言論の自由を逆手に獲って見えざる権力になっており、なにを目指しているのか不気味な存在なのです。 
しかし、同時に衰退の兆しがでてまいりました。…「売り」です。
活字離れもありますが、更に大きな試練が新聞には待っております。 一連の小沢一郎氏に対する常軌を逸したキャンペーンです、裁判の結果によっては巨大メディアが一個人政治家に襲いかかる人権侵害の構図が浮上し社会問題化は避けられない状況です。…当該新聞記事は歴然と残されております。
《もうはまだなり》農業…世襲農業と多数の疑似農家(兼業)温存で日本国活性化はもうダメと踏んでおりましたが、よくよく調べますと経営マインドを備えた篤農家も多数存在します。新規参入自由化と小規模農地所有者(疑似農家など)の現物出資の株主化など農業者の経営宰領の保障、各地農業委員会の即時解散など少し制度を変えるだけで農業の企業化と日本国の再生実現はまだ可能でしょう。
熾烈な経済社会を学び体験した新しい血、「人材、企業」の参入で農業という手付かずの未開拓成長産業が生まれる可能性があります。 「買い」…但し現在の農水省の行政指針に鉄槌をくだす政治パワー出現が鍵でしょう。
今回は余りにも大きな問題に拘りましたが、次回から企業、業界、社会、宗教、なんでも勝手気ままに分断して見たいと思います。
何方様も損の出ないバーチャル相場を楽しんでみては如何、? …忙しくて閑人とは違います。 …でしょうね!